旧車:トヨタ/コロナ/マーク2/2000グランデ/前期

昭和43年 コロナとクラウンの中間を埋めるべく 登場した「コロナ・マーク2 」。
英国では、ジャガー にもマーク2が存在するように、コロナを飛躍させ、さらに上級を目指したのは、 キャッコピーの「コロナから生まれた理想のコロナ」 でも明らかである。
またこの時期には、 日産ローレル も発売されており、番付から言うと、 大関クラスの凌ぎあいが始まったわけだ。
初代は、そのフロント意匠から 「イーグルマスク 」と呼ばれ、 のちにDOHCエンジン を搭載する「GSS」 も投入され話題を呼んだ。

バブル期 には、 「お隣も 隣の隣も マーク2」
なんて川柳があった。
まさに一世を風靡、、飛ぶ取り落とす勢い、、とにかく白いマーク2が売れに売れ、 トヨタの屋台骨を支えたのであった。
話題性では、新たに登場した「ソアラ 」であり、クラウンのエレクトロマルチビジョン であり、だったのだが・・・ふたを開けると、、静かに売れ続けていたのは、やはりマーク2だったという経験上、「トヨタの屋台骨を支えた」という表現もあながちオーバーではないと思うのだ。

現車の3代目から、4・5・6代目 つまり60系70系80系は、、あれだけ売れに売れ国民車総スーパーホワイト現象 を引き起こしながら、 ふっと気付くと、今となっては街ですれ違うのも稀だということに気付かないだろうか!?
そう これもバブルの功績 いや 功罪。
代替需要に翻弄された消え行く者達。勿体ない話だ。
まだまだ現役で乗れるというのに、 リサイクル法 などが制定されたのはごくごく近年。
それまでには膨大な産業廃棄物が この地球に影を落としただろう。
いつか人間は、 そのしっぺ返しを 受けよう。

3代目にあたるMX41マーク2グランデだ。
意外と前期型 は少ない。
そして3代目と言えばこの色!
ダークブラウンメタリック 。
M型エンジン は静か。
ごく普通に街乗できる安心感がある。
メッキバンパーに純正オーバーライダー が、旧車然していて、 泣かせるところ。

「マーク2」とは、2番目を意味していない。より上級な意識付けが、そこにある。
最期まで「セダン」にこだわり続けたトヨタだが、、 平成16年 「マークX」の登場に伴い、9代に渡る「コロナマーク2」36年間の歴史に幕を引いた。
唯一ステーションワゴンが「マーク2ブリット」として名を留めるが、近年中に絶版になる予定だ。
旧車:トヨタ/カローラ/レビン/TE71

排気ガス規制前後の四代目カローラ 。
中途からハッチバック などを投入ワイドなバリエーション を誇る。
通算695万台 という世界的なベストセラーカー である。
昭和54年、ホイールベース やトレッドを拡大した五代目、70系が登場した。

今となって感じることは、 あれだけ売れたのに「どこ行っちゃったの?」ということだ。
きっとバブル時代 の代替需要に翻弄されたであろう、この頃の車達は皆そうかも知れない。
そんな古くも無いのに、姿を見ない谷間の車達。
今回ご紹介するTE71型レビン もきっとAE86 需要で消え去ってしまった、数少ない1台である。

そして27や86に挟まれた37や47のように、なかなか日の目を見ない1台でもある。
トヨタの至宝「2TG 」を心臓部に持ちながらも、走りはスムーズ。
白黒ツートンのカラーリング も泣かせる。
探してもなかなか見つからないTE71型レビン。

レア度 なら群を抜いている。
86も良いけれど、71で峠攻めたりしたら、案外痛快かも知れない。
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旧車:三菱/ギャラン/Λラムダ/GSRターボ

昭和51年11月 三菱 より直線が印象的なクーペ が発売。
ギャラン GTOやギャランHTの後継車として注目が集まる。
その名は「ギャランΛ(ラムダ)エテルナ 」。
どこから見ても直線基調のデザイン 。
角型4灯のヘッドライト など、 当時としては斬新感 に溢れていた。
海外では、サッポロ冬季オリンピック にちなみ、 「三菱・サッポロ」の車名。
昭和50年代に発売され、 昭和50年代に消えていった代表的な絶版車 。

117クーペ やプレリュード などが、世間的にはライバル視 されている。
当時の三菱って、直線でゴッついイメージがある。
一般的に日産車 のように印象に残らなかったけど・・もう少し後の時代かな?スタリオンが出てたからか?
昭和51年から昭和58年の7年間しか、生産されなかった。
今、探してもなかなか市場に出回っていないのが現状。
古ければ少なくて→新しければ多いという公式にあてはまらないのが、旧車の世界 。
このΛも、最近では滅多に拝むことが出来なくなった車種だ。
「エテルナ」がついたり、離れたり、当時は、車種増殖の真っ只中。

現車2代目では、ターボ車 が登場。
もちろんドッカンターボなのだが・・・
「GSR」などと言う、いかにもスポーツカー然とした グレード
エアコン・パワステ・パワーウィンドゥ という 当時の三種の神器的必要最低限の装備は、 ある。
デザイン的にも、今となっては一周回って斬新に見えてくるから不思議。
絶版となって、もう24年。されど24年。
後継のスタリオン も、平成2年に絶版。
その後継は、「GTO」。
まるで輪廻転生。
三菱が、三菱らしかった時代の忘れ物だ。

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旧車:バモス・ホンダ/バモス2改4/400CC

昭和45年11月
ホンダから 何とも奇妙な車が発売された。
その車名は「バモス・ホンダ 」
TN360トラックをベースに、2人乗、4人乗のスペースを幌で覆った、「バモス2」「バモス4」。そして荷台までも幌で覆う「バモスフル幌」の3タイプ。
車名の「VAMOS 」は、スペイン語で 「さぁ行こう!」「いざ出発!」の意。
つまり英語で言う「Let‘s Go!」

ドアなど無く、各座席からは「バー」を上下させての乗り降り。この「バー」こそ、乗員の保護になるという、重要なアイテム。
まぁ何ともアバウトな・・・(現代の法規制なら絶対に許可にならない)
もちろん幌は全部取り外せるから、天候次第では、まさにフルオープンカー に早代わり。(危険だから、あまり勧めないけど・・)

360にしては意外と力があるもんで、ついつい高速道路 で往復し、ところが帰り道・・・
大雨に見舞われ、寒いのなんの。
空冷だから、ヒーターと言えどタカが知れている。
おまけに、幌の隙間からの雨あられ。
シフトノブ の前にある、得体の知れぬ丸い受け皿?小銭入れ説、小物入れ説、灰皿をココにつける予定だった説。
いやいや実は4WDで登場するはずだった、2WD←→4WDの切り替えがここに付く予定だった説。
う〜〜ん奇妙だ。こんな想像をかきたてられるのも、珍車「バモス」ならではのこと。

消防車仕様まで登場させたバモスだったが・・・
あまりに突飛過ぎての販売不振 。まぁ当然ですわな。
当時のホンダも、きっと「売ろう」というより、 話題性を狙ったんじゃないかな?
そこは当時の不人気は、現在の大人気。
というより、「探してくれ」と頼まれようが、とんと市場に出てきやしない。
そんな珍車中の珍車初代バモス。
昭和48年には、販売中止 となり、、絶版車街道まっしぐら! のはずが・・21世紀目前の平成11年、アクティ・ストリート の後継車として突如26年ぶりに車名復活。
しかしながらあの頃の「遊び心」には程遠く、せめて「ポケバス」というキャッチコピー が響いたくらい。
あ゛ぁ〜もう無理なんだろうな。こんな全て度外視したような楽しい車が世に出ることは・・・。
何か寂しい心持ち。何もバモスに限らない。
「美しい日本・・・」
早くそうして!安部総理 !
「モノ」は いっぱいあるけれど、「心」はどこにあるのやら。,br>
旧車:ダットサン/ブルーバード

このP310型・・・書類 上は昭和37年式になっているものの、昭和34年8月から昭和35年10月までに生産された初代ブルーバード の中でも初期型、昭和35年式。
まぁ後期型のP312、通称「アイロン 」は、形は同じでも、それまでのP311から、大きく意匠変更がなされているので、判りやすいのだが、P310とP311は外観上の違いがわかりづらい。
では両車の大きな違いとしては、エンジンの性能向上 (1000ccの場合、馬力アップ)と、トランスミッションのフルシンクロ化にある。
特にフルシンクロ は、P311からフロントグリルに誇らしげな、エンブレムが付いてしまうほどの技術向上だった。
スバル360などのローギア以外シンクロ化されたものだと、「もうすぐ止まりそうなスピード」の時に、1速つまりローギアがシンクロ化されていないため、無理に入れようとすると、ギギイィィィィ〜〜とギア鳴りしてしまう。
つまり完全に静止した状態でないと、ローギアに入れてはいけないのだ。
それ以前の車は大変だったろうな。
シンクロメッシュ機構 自体が無い時は、それこそ、運転するにも熟練したダブルクラッチが必要だっただろう。
今は鼻歌交じりに運転ができる良い時代だ。でもそれが逆につまらないのだが・・・。

さて、、P311に興奮した後で、このP310の紹介は、 非常にやりづらい(笑)。
しかしながら、今回ご紹介する初代ブルーバード、 P311に近い良好な状態を保ったP310だ。
前オーナーさんは、ダットサン愛好家 と見てとれ、 トランクには、数々のクラシックカーイベント の 賞トロフィーが、この車の歴史を物語る。
エンジンの安定性 。各気筒の圧縮値の均等さ。
う〜〜ん これまた 48年もの時を経ていながらも、 快調そのもの。
それもそのはず・・・ 点検ステッカーは、これまたダットサンの世界では、 有名な某Sモーター。
なんともバリバリなマニアカー ではないか!

過去に仕上げられているとは言え、ほとんどダメージがない外装や、パリっとしている内装を見ていくにつれ、昭和も30年代まで遡ると、自動車の社会的地位 みたいなものを感じる。
当時普通では自動車など所有できなかったのだ。
まさに宝物・・・
大切に大切にしまわれて、動かしたら清掃し、家族の一員として活躍してきたのだろう。そうでないと、、先述のP311にしろ、今回のP310しろ、鉄の塊が、50年近く生き残るのは困難だ。
グロリア、セドリック、サニー・・・昭和の名車達が消えていった昨今。
シルフィというサブタイトルをつけながらも、もう間もなく50年を迎えようとする、純日産が誇る ブルーバード。
お先に半世紀を迎えたスカイライン と共に、これからもファンを楽しませて欲しいと願うばかりだ。
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